業界の情報過去の履歴
2015.05.27掲載
◎3月18〜19日・「熊本市水産フェア」、海苔製品も売行き好調

熊本市は3月18〜19日の2日間、「熊本市水産物フェア」を市中心街のびぷれす熊日会館「びぷれす広場」で開催しました。熊本市の水産物の認知度向上と消費拡大のため、毎年同時期に行われており、今年で5年目。
熊本市漁業振興協議会、熊本県漁連、熊本県漁協女性部連絡協議会、熊本県魚食普及推進協議会などの協力で、海苔製品をはじめ、貝類などの水産物や水産加工品の販売。海苔に関するアンケート調査に答えた人を対象にした美味しい海苔を使ったおにぎりの試食体験。熊本市内で行われている水産業を紹介したパネル展示―などを実施しました。

 
 同漁連をはじめ、河内漁協、川口漁協、住吉漁協、網田漁協の女性部、青年部の他、地元海苔販売業者の(有)渡辺海苔などが出展していましたが、両日ともあいにくの雨に見舞われ、客足への影響が心配されたものの、各出展団体、企業ともに売れ行きは好調でした。中でもバラ干し海苔などは準備していたものが早々になくなる人気振り。同イベントが毎年この時期に行われることで、「美味しかったのでまた購入したい」というリピーターの拡がりも見られるほど。今後は、毎年このようなイベントを継続しつつ、需要の定着や拡大を図るためにも、評価を得た商品の買い求め先拡充など消費を伸ばすための受け皿作りが必要になりそうです。
2015.05.13掲載
◎熊本・網田の漁家、景勝「御輿来海岸」で海苔PR

熊本県・網田漁協所属の海苔漁家は2月24日午後5時から、全国的にも有名な地元の景勝地「御輿来海岸」を撮影に来ていたカメラマン等に
網田産海苔を配布しPRを実施しました。
今回、発起人である中嶋誠一さんは古希を迎え、海苔への感謝と地元への恩返し、網田産海苔の認知度向上と消費拡大の一助になればと一念発起。後継者で組織された長浜後継者クラブ(会員15名)の中島一洋会長他2名とともに自らPR活動を行うことにしました。
中嶋さんは当初、熊本県内最古の木造駅舎であるJR網田駅で駅カフェ「網田レトロ館」を運営しているNPO法人網田倶楽部の依頼で来店客へのPR用と地元園児への提供用にと海苔を準備していました。
しかし、「日本の渚百選」や「日本の夕日百選」に選ばれる
御輿来海岸の風景を撮影するため県内外から訪れるカメラマンにも海苔の美味しさを知ってもらおう
と新たに企画。当日は、年に数回しかないベストショットを撮る事の出来る日とあって、眼下に夕日と御輿来海岸を見渡せる展望台に集結した多くのカメラマンに4名の漁家は、「地元網田で採れた美味しい海苔です。是非食べて下さい」と声をかけながら海苔を手渡していました。
海苔の入った包装材の表面は、長崎県の雲仙普賢岳をバックに御輿来海岸の干潮により浮き出た“砂紋”と“沈む夕日”の写真が印刷。合わせて「網田特産 おこしき一番海苔 一年を通し、わずかに採れる初摘みの一番海苔です。口に入れるととろける食感、どうぞご賞味下さい。 NPO法人網田倶楽部」と印字されたもの。
漁家から貰った海苔を早速、食べる人もいる中、岡山から来ていた男性は「いつも海苔は好きで食べているが、この海苔はどこに行けば買えるの?」などと質問。海苔漁家として一消費者が持つ海苔へのイメージや疑問、質問など互いの意見を聞くことができ、有意義な活動になったようです。
2015.05.03掲載
◎熊本住吉漁協、初の「手すき体験会」を実施

熊本・住吉漁協(藤山義成代表理事組合長)の任意組織である「住吉天日干し海苔生産組合」は2月21日午後1時から、「手すき天日干し海苔体験会」を熊本県宇土市にある住吉漁協海苔種苗センターで実施しました。
同生産組合では、熊本県や宇土市など行政機関関係者とともに、
熊本や住吉で海苔が採れていることと天日で干した手抄き海苔をPRするため今回初めて企画しました。
 
 
予約者をはじめ、道路脇に立てられたのぼりや看板をみて立ち寄った参加者が大勢いる中、近くの幼稚園から参加していた子供達は、通常の四角い海苔以外にも、ハート型、ミッキーマウス型、くまモン型など手製の型枠に海苔を流し込み、楽しみながら抄いていました。当日はあいにくの曇り空。天日で干すことは難しかったため、希望者には、抄いたものを持ち帰ってもらい、自宅で乾海苔にしてもらい、合わせて同生産組合が作った手抄き天日干し海苔を後日送る事にしました。子供が海苔を抄く姿を見ていた保護者の一人は、「普段海苔が好きで良く食べているが、こんな貴重な体験をさせることが出来て有難い」と語っていました。
 
会場では、海苔が出来るまでのビデオが上映されていた他、海苔漁家の家庭でよく作られる、フライパンで海苔にごま油と塩をかけて焼いた“おやつ”を試食品として提供していましたが、参加していた子供達は何度も美味しそうに口に入れていました。また、同生産組合の天日干し海苔や漁協女性部手製の一風変わった“海苔佃煮”とともに地元で採れたハマグリや野菜などもPR販売し、初の試みは主催者、参加者どちらにも好評でした。
2014.12.12掲載
◎東京・大森「海苔のふるさと館」で海苔風景画展

 東京・大森の「海苔のふるさと館」では、11月18日から来年3月15日まで、江戸時代に描かれた浮世絵で品川の海苔漁場、海苔抄き、海苔乾しなどの風景画20点を展示した「描かれた海苔づくりの風景」展が開かれています。
 会場の「海苔のふるさと館」は、東京都大田区平和の森公園2番2号で、交通便は、東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約15分。京浜急行電鉄「平和島」駅から徒歩約15分のところで、JR「大森」駅から平和島循環バスで「平和島五丁目」で下車すると徒歩約3分の場所にあります。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。 入館料は無料。
休館日は第3月曜日(祝日の場合は翌日が休館)。 年末年始休館は12月29日から1月3日まで。
お問い合わせ電話は、03−5471−0333番。
2014.08.18掲載
◎熊本「うまかモン プロジェクト」海苔5品が認定

熊本県、熊本県農産物加工推進協議会主催による「2014小泉先生と語るくまもとの食と農セミナーin博多〜『たけモン くまモン うまかモン プロジェクト』商品発表・商談会〜」が7月22日午後1時30分から、福岡県福岡市薬院の「KKRホテル博多」で行われました。同プロジェクトは、熊本県が提唱する「稼げる農林水産業」を実現するため、新聞、メディア等で馴染みのある東京農業大学・小泉武夫名誉教授を「くまもと『食』・『農』アドバイザー」として迎え、消費者に高い評価を得られるような「くまもとふるさと食品」を生み出していこうというもの。今回の商品発表、商談会では、九州最大の都市圏である福岡県の食品卸、百貨店、量販店、ホテル、レストランなどの関係者を招き、商品プレゼンテーションを実施しました。

プロジェクト認定商品は全部で41団体58品目。それを3つのカテゴリー(@「くまもとの赤」ブランドのイメージを打ち出す加工品・15品目。A発酵食品化により新たな付加価値が得られる加工品・9品目。B各地の特産品として大きな発信力を持って地域づくりに寄与する加工品・34品目)に分けてPRしました。
そのうち今回新たに認定を受けた16団体19品目の中に、海苔製品ではAのカテゴリーで1商品(
「納豆ふりかけ」河内漁協女性部)。Bのカテゴリーで4商品(「塩屋一番 恵比寿焼海苔」河内漁協塩屋のり研究会。「住吉の天日干し海苔」住吉漁協住吉天日干し海苔生産組合。「海苔の佃煮」住吉漁協女性部。「黒磯海苔佃煮」滑石漁協)が選ばれました。

別会場では、各商品の展示、試食ブースを設け、担当者が参加バイヤーに商品説明をしましたが、海苔製品を並べた各ブースにも、試食しながら担当者の説明を熱心に聞く、多くのバイヤーの姿が見られ、関心の高さを伺わせました。

2014.07.01掲載
◎全海苔漁連、海苔販促用の“のぼり”販売

 生産者団体である全海苔漁連は昨年末から、新たに作成した海苔販促用の"のぼり"2種類を販売しています。
サイズは170×50cm。デザインの1つは、絵顔の付いた海苔巻き図柄の中央部に白抜きの字で「海苔で1日ハッピー♪」というキャッチコピーが入っており、その下に赤いローマ字で「NORI」と書かれているもの。もう1つは、白地に「あなたの食べたい海苔ここにあります」というキャッチコピーが書かれており、その下には海苔巻きキャラクターの家族3名(父、母、子供)が笑顔で手をつないでいるデザインが入っています。

各デザインとも1枚・1,300円(消費税込み。送料別)から販売しています。
既存ののぼりとは違う、若い世代にも興味を引きそうなデザイン、フレーズになっており、店舗だけなく、イベント会場などあらゆるシーンで活用できます。
詳しい問い合わせは、全海苔漁連漁政広報課まで(電話・047−379−7846番)。

2014.06.11掲載
◎「のり巻き」似のタオル発売

潟Pーシー(本社・東京都三鷹市、飯田泰平代表取締役)は昨年9月から、「のり巻きタオルシリーズ」を発売しています。

これは、タオルに色とりどりのストライプ柄を付けたものをくるくる巻き込むと、「のり巻き」に見えるというユニークな商品。同社ではこれまでにも、本物の焼海苔や味付海苔に似せた文房具「のりつき付箋紙 焼き海苔色(濃緑色)」「のりつき付箋紙 味海苔色(黒色)」など遊び心溢れた商品を販売しており,マスコミにも取り上げられています。
 

「のり巻きタオル」の色として、黒は海苔、白はご飯、赤色はマグロ、黄色は玉子、緑はキュウリ、茶色は納豆や干瓢、ピンクは桜でんぶなどで具材を表している。のり巻きの種類は全部で5つあり、そのうち、太巻、玉子巻(税込864円)のタオルサイズは34cm×34cmとやや大きめ。鉄火巻、かっぱ巻、納豆巻(税込648円)は25cm×25cmとなっています。
詳しい問い合わせは潟Pーシー(電話・0422−34−7713番)まで。
2014.04.21掲載
◎佐賀漁協、サガン鳥栖対戦相手サポーターに海苔配布

佐賀県プロサッカー振興協議会(会長・古川 康佐賀県知事)と佐賀県有明海漁協(草場淳吉代表理事組合長)は3月1日午後12時30分、J1プロサッカーチーム「サガン鳥栖」の今期オープニング試合の行われた佐賀県鳥栖市にあるベストアメニティースタジアムで佐賀海苔の無料配布を実施しました。
配布対象者は対戦相手である徳島ヴォルティスの応援に来た地元徳島のサポーター。
この活動はサガン鳥栖がJ1に昇格した3年前から始めたもので、
佐賀海苔の全国普及のため行われています。
この日は小雨の降る中、四国方面から多くの徳島ヴォルティスファンが佐賀県まで足を運んでくれた
“おもてなし”として無料配布をしたところ、遠征してきたファンは大喜び。その場で開封する人もいれば、「帰ってから自宅で食べます」という人も。
今回の無料配布には、サガン鳥栖のマスコットガールであるサガンティーナの二人(かおりんさん、れいれいさん)が手伝いに来て、花を添えていました。このような活動は今後も引き続き実施していく予定です。
2014.04.14掲載
◎熊本市、「水産物フェア」で地元海苔PR

熊本市主催の「熊本市水産物フェア」が3月1〜2日の2日間、熊本市上通町にある「びぷれす広場」で行われました。
これは、熊本県漁連、熊本県漁協女性部連絡協議会、熊本県魚食普及推進協議会、熊本市漁業振興協議会の協力で毎年この時期行われる恒例のイベント。地元生産団体や企業が
海苔をはじめ、アサリなど地元水産物普及のためのPR販売を実施しています。

 海苔については熊本県海苔養殖連絡協議会や住吉漁協、鏡町漁協、河内漁協女性部など生産団体をはじめ、地元海苔販売業者である葛g田屋海苔が市価より安く各種商品を販売していました。例年、平日に行われていましたが、今年は土・日に開催するため、客層や売れ行きに影響がでないか心配されていましたが、出だしから多くの客が詰めかけ、商品を手に取り購入していく姿が見られました。
このイベントを取材した際、昨年頃から販売している各種商品の中でも高額品を買い求める客が増えて話題になっていましたが、今年もその傾向は続いているようでした。一昨年までとは明らかに違う購入傾向に、販売担当者も今後の継続した需要につながるよう海苔や商品について消費者に丹念に説明していました。

購入者に話を聞くと、
「昨年もここで購入して、本当に美味しかったので、その後問い合わせたけど、無いと言われた。出来れば家の近くで買うところがあれば良いのだが。今日は夫に買ってくるように言われたので来た」といって、バラ干し海苔を大量にまとめ買いしていく市内在住の子供連れの主婦がいました。
このイベントをきっかけに商品に対する認知度が上がっていることを伺わせる話がよく聞かれるようになってきました。
2014.04.10掲載
◎熊本・小学校で「熊本産海苔の歴史、体験学習会」

熊本県漁連は2月25日午後2時から、熊本市西区の市立中島小学校(岡澤正康校長)の5年生25名を対象に、海苔の手抄き体験や国内及び熊本県内の海苔生産現状や歴史などについて体験学習を行いました。
この日は、熊本県漁連から海苔貝類生産指導課・竹本十二課長、同・平山祐輔氏が出席。イギリスの海藻学者・キャサリン・メアリー・ドゥルー女史が海苔糸状体を発見したことにより、海苔人工採苗技術の開発が熊本県で行われた事。
天然養殖指導で有明海地区全体に大きな影響を与えた早野義章氏、両氏の顕彰記念碑が熊本県内にあることなどがスライドを使って説明されました。

続いて、地元沖新漁協で海苔生産を行っていた中村辰徳さん(84歳)を始め、5名の海苔漁家が参加し、昔の海苔作りの話を交えながら海苔手抄きの実演、指導を行いました。手抄き海苔もひ孫に当る年代の子供を対象にするため、通常の19cm×21cmの板海苔以外に「ミッキーマウス」「自分の手形」などの図柄の海苔を手抄きにして楽しみました。

子供たちは「色々な形の海苔が作れて楽しかった」「生の海苔をはじめて見た」などの感想が飛び交っていました。

2014.03.28掲載
◎東京・伊勢丹府中店で「佐賀海苔」の絵巻すし教室

佐賀県有明海漁協は2月8日、東京都府中市にあるデパート「伊勢丹府中店」9階で
絵巻すし
教室を開催
しました。
同デパート8階では2月5〜11日の7日間、「大九州展」と題した催事が行われ、そのうち佐賀特集の
1つとして出展していた佐賀県有明海漁協が佐賀海苔PRの一環として同教室を実施しました。
当日は45年ぶりの大雪と言われるほど悪条件のため、予約客が来るのか心配されましたが、全員来場し、関係者を安堵させる一幕も見られました。
叶H品産業情報センターの清武泰子管理栄養士による指導で、午前「さくらんぼ」、午後「ニューファミリーの花」の2回行われましたが、初挑戦の親子は完成までの共同作業を楽しんでいました。
中には「私、佐賀出身なんです」という親子も来ていましたが、絵巻すしは初めてだったようで絵巻すしを作る面白さを通して佐賀海苔の良さや美味しさを改めて実感していました。
2014.03.10掲載
◎新刊「海苔をまいにち食べて健康になる」、発売中
昨年12月、新刊「海苔をまいにち食べて健康になる」が発売されている。
これは、日本の食材シリーズ第10弾として潟Lクロス出版から刊行されたもの。著者である農学博士の大房 剛氏は山本海苔研究所の所長を務めるなど永年、海苔業界に携わって来た人物。著者の最新刊として128ページにまとめられた内容は、海苔の生態や栄養価、効能をはじめ、生産から流通までの流れ。また、日本の話ばかりでなく、中国、韓国など他国の海苔生産、流通事情や世界各国における海苔の食べ方。さらには海苔産業の今後あるべき姿など独自の見解を交えながら幅広い内容について紹介している。

海苔産業の変遷や現在の概要について理解する上では、単行本サイズ(四六判)で持ち歩きやすく、
すぐ見ることのできる"参考書"として活用できる。
定価は1,260円(税込み)。
詳しくは、キクロス出版(03−3945−4148番)まで。
2014.02.24掲載
◎日本一の海苔購買都市「千葉市」海苔問屋の取組み

「千葉市」が平成25年の海苔購買額日本一の都市になった。
1世帯当り年間購買額は4,656円で、平成22年から24年の平均購買額も3,855円と
3年連続で日本一の海苔購買都市になりました。
これを、千葉市内に止めず、県内はもとより日本中にPRしようと、千葉県海苔問屋組合員で千葉市内の4社((有)鮎澤、(有)本田商店、(有)大野商店、樺J海苔店)が中心になり、「千葉海苔消費日本一実行委員会」を立ち上げました。

“千葉市 海苔 日本一”の幟や商品用ステッカーなどを4社の独自予算で作成して、地元のプロ野球チーム「千葉ロッテ」球場で来場者に海苔配布や千葉市のイベント「千葉城さくらまつり」に参加出店しオリジナル商品の「焼そばのりロール」を販売するなど“千葉県海苔”の良さを大いにPRしようと言うことです。

千葉ロッテ球場で来場者に「日本一」買われている「千葉海苔」を配布する千葉海苔消費日本一実行委員会のメンバー

リーダーの鮎澤氏は、県内のいろんなイベントに参加して活動を広げて行こうと意欲的です。「家計消費額が一番である事は、千葉海苔の需要をさらに伸ばすチャンスだと考えています。千葉海苔を食材の一つと考えた需要開発にも取り組んで行きます。地域の飲食業界の方々にもご協力頂き、千葉海苔を食材にしたメニュー開発をお願いしようと考えています」と幅広い活動を目指して活動しています。
また、千葉県海苔問屋協同組合の飯塚真一理事長は「平成23年に千葉市の世帯当り海苔購買金額が日本一になり、これを機会に千葉海苔の消費拡大に力を入れようという事になり、活動を始めましたが、今年で3年連続日本一の座を維持できて、今後ともこの状態を維持するように努力して行きたいと頑張っています。これを機会に千葉産海苔の美味しさを全国にアピールして行くのが願いです」と意欲を語っていました。

海苔の消費低迷と海苔漁家の減少が続く中で、海苔産業の将来を見据えた海苔産業界維持発展、後継者の育成が最も重要な時期です。せめて、海苔生産県の主要都市だけでも、海苔購買額が全国上位に並ぶよう努力したいものです。そのためには、千葉県の流通業者の活動は注目に値するものだと思います。
ちなみに、現在全国共販に参加している海苔生産県は北海道、大阪、和歌山を除いて
18県あります。その内県庁所在都市で世帯当り海苔購入金額が全国10位以内に入っているのは5都市です。
海苔生産県として全国10位までに入っている産地の都市としてわずか5都市というのは産地県として、さびしいところですが、ある海苔生産県で県内の消費者にアンケートをとったところ、海苔生産県であることをご存知の方は
30%程度でした。いろいろな産物が地元消費者に全国でどの位の生産県であるのか知られていない事が多いようです。

昨今、「地元グルメ」というものが賑わっていますが「B1グルメ」という飲食物の全国大会が開かれて地方の美味しいものが紹介されて人気を呼んでいるようですが、この発端は食品全般についても都市の消費金額が多いことがテレビなどに取り上げられて注目されたことが始まりです。

 そういう知られ方も一つの方法ですが、産地の現場からせめてもの県産物が日本中に誇れる産物としての認知度を高める努力をすることが大切です。それが、地域産業の発展につながるのではないでしょうか。

2013.10.09掲載
◎宮城、震災から3度目の新漁期を迎え

宮城県下の各産地では8月下旬から、平成25年度漁期の開始を告げる網に海苔の種を付ける“陸上採苗”が順次開始しました。東日本大震災発生後、3度目の新漁期を迎え、漁家数も約130名と昨年度同様の陣容で行われることになりました。

震災初年度から倍近い漁家就業者数に増えた昨年度は、新規の機械設備や資材の準備が漁期開始直前までかかりました。その上、多くの漁家が従来のように個人で養殖・生産を営んでいたスタイルから数名でまとまって行う協業スタイルでの船出となったため、ある意味、海苔養殖・生産環境に慣れるための試行期間の一年となりました。
昨年度漁期の経験をもとに、本格的なフル操業になると考えられている今漁期は、気象・海況や海苔の価格動向など条件が整えば能力的には4億枚以上の生産が見込まれており、今漁期生産にかける海苔漁家の期待も高まっています。
しかし、一方、海苔乾燥施設が建てられた海岸周辺の中には、住宅地として建造物を新築することが出来ず手付かずのままで、未だに仮設住まいを続け、遠方から漁場や乾燥施設に通っている漁家の話なども聞かれました。
 

ようやく、生活の糧となる海苔養殖が再開できたことは喜ばしいことですが、現実には周辺の生活環境の整備が一向に進んでいない部分も垣間見られました。
「美味しい“みちのく寒流のり”をどう消費者にPRし、海苔の販売価格につなげるか」。生産体制が固まりつつある今漁期、課題も多い反面、時が経過し、ようやく震災直後にはでなかったような声が聞かれるようになりました。
地元の海苔流通業者も宮城産海苔の必要性をより一層、熱く語っており、海苔生産・流通業者が力を合わせ、地元から売り広めていくことが期待されます。

2013.10.04掲載
兜莱、福岡でくまモン応援の「海苔フェア」開催

海苔菓子「風雅巻き」などを製造販売している兜莱(本社・熊本市、塚田利郎社長)では、毎月1日、
15日を海苔の特別販売日として需要拡大を図っています。また、7月12日〜14日には福岡県内の直営店2店(長丘店・福岡市南区長丘、太宰府店・太宰府市大佐野)で、
熊本県のキャラクター「くまモン」を招き「海苔フェア」を開催しました。
 午前11時から長丘店、午後2時から太宰府店でそれぞれイベントが行なわれましたが、この日の販売商品の目玉は、熊本・河内漁協の塩屋のり研究会が生産したこだわり製品
「輝(かがやき)」の味、塩、わさびなど各種商品と風雅巻きを始め同社の製造販売商品について、「くまモン」がアドリブを加えて説明するなど、訪れた多くの客を楽しませていました。
河内・塩屋のり研究会の「輝」については、若手後継者等で作るのり研究会の熱心な養殖によって、柔かく、味のある製品として注目されたもの。当日は、研究会員も同行して、熱暑の中、汗を流して販売に追われていました。
2013.10.02掲載
◎佐賀市支所女性部、留学生に絵巻寿司教室を初開催

生産者団体の佐賀県有明海漁協・佐賀市支所女性部(野中和子部長、部員数・40名)は7月13日、留学生を対象にした絵巻寿司及び海苔ロールサンド教室を佐賀市の嘉瀬公民館で実施しました。
同女性部は今年5月、絵巻寿司の作り方を習ったばかり。早速、海苔の普及に役立てようと、佐賀大学の留学生に募集をかけたところ、韓国、中国、ベトナムから来日している男性2名、女性5名の計7名が参加しました。当日、同支所の杉町省次郎支所運営委員長は
「今日の料理会を通じて自分の国に帰った時、日本の文化として広めて欲しい。また、この経験を肥やしに若い人達と交流していきたい」と挨拶。
 最初に、女性部員が参加者にマンツーマンで、“バラの花”の絵巻寿司を指導した後、近隣の芦刈支所女性部から教わったパンを使った“海苔ロールサンド”2種類の作り方も合わせて教えていました。文化教育学部で学ぶ韓国人のカンソンヒョクさん(24)は「いろんな日本文化に興味があり参加した。楽しかった」と答えていた。他の韓国、中国の留学生も佐賀海苔と自国の海苔との違いについて訪ねると、「佐賀海苔はソフト」と答えるなど、佐賀海苔の特長をよく理解している様子でした。完成後、女性部が事前に作っていた今日の料理を皆で一緒に試食しました。和やかな雰囲気のもと、各テーブルでは会話が弾み、女性部員が「自国に帰っても皆に作り方を教えて貰える?」「口コミで佐賀海苔は美味しいと言ってもらえる?」と問いかけると、留学生達は「はい」と笑顔で答えていました。

女性部員は「興味を示してくれて楽しかった。美味しいといってもらえるのが嬉しい」と語っていました。今回留学生に作ってもらった海苔巻きは、周囲の友達にも広めて貰えるように、佐賀支所産海苔のプレゼントとともに持ち帰ってもらいました。
2013.09.19掲載
◎佐賀芦刈女性部、地元小で"パン"を使った海苔巻き教室

生産者団体である佐賀県有明海漁協・芦刈支所女性部(江口三代子部長、部員数・82名)は6月26日、地元の芦刈小学校(西岡良子校長、生徒数・273名)で地域産業について学んでいる4年生43名を対象に海苔を使った料理教室を実施しました。同校では「学校・地域夢つなぎ応援隊」と称し、地域ボランティアとして登録された約200名の地元住民が田植え、習字、調理、読み聞かせなど様々な内容について、生徒に指導する事業が行われています。

その一環として、同女性部は総合学習の時間を使って、海苔料理作りを通して地元の特産品である海苔への理解を深めてもらおうと毎年行っており、今年で4年目の取り組みです。当日は女性部14名が同校を訪れ、3〜4時間目の授業時間に「海苔巻きロールサンド」の作り方を実習しました。 芦刈版「海苔巻きロールサンド」に使う具材は米ではなくパン。“海苔”といえば“米”。“海苔巻き”といえば”手間のかかる”といったイメージを持つ人もいますが、現代の家庭内における食生活でも簡単に取り入れ、海苔と一緒に食べられるようにと江口部長が考えたもの。
今回の実習では、焼海苔と食パンにマヨネーズやマスタード、マーガリンなどを塗り、具材として1種類はチョコレートクリームとバナナを入れた「チョコバナナ」。もう1種類はきゅうり、ソーセージ、チーズを入れた「三色巻き」を作りました。各テーブルに分かれた生徒達は、女性部員に具材の切り方からその具材をのせた海苔とパンの巻き方などを教わり、完成後には皆で試食していました。授業終了後、生徒からは「皆で協力して海苔巻きが作れて良かった」「1回目は難しかったけど、2回目のときはちゃんと巻けて良かった」「チョコバナナも美味しかったけど、海苔が美味しかった」など、それぞれの感想とともに、女性部全員にお礼として肩たたきの“プレゼント”がありました。
江口部長は「皆と海苔巻き体験できて楽しかった。家族の人に教えて、お家でも作ってみて。肩たたきまで有難う」と感想やお礼を述べていました。
2013.09.09掲載
◎佐賀漁協、地元海産物PRのため直売所建設へ

生産者団体である佐賀県有明海漁協(草場淳吉代表理事組合長)は今年12月、同漁協初の「海産物直売所」を開設することにしています。
佐賀市西与賀町にある同漁協の子会社・潟Tン海苔の敷地内に設置する直営店舗は、日本一の生産量と販売金額を誇る主力の海苔を始め、地元で採れた新鮮なカキ、カニなど海産物の認知度と需要拡大のためのもの。
店舗名称は
「JF佐賀有明海直販所 まえうみ」
「まえうみ(前海)」とは地元漁業者が有明海のことをいう時に使う方言。地元で馴染みのある言葉を看板に、生鮮品だけでなく特色のある加工品等の販売、イベント等を企画・開催しながら、各海産物の持つ美味しさを消費者に伝える発信拠点として活用することにしています。
2013.09.03掲載
◎ふりかけグランプリ、金賞に通宝「納豆ふりかけ」

熊本県熊本市東区の庄口公園運動施設で5月11〜12日に開催した「ふりかけグランプリ2013in熊本」において、
地元海苔販売業者である通宝海苔鰍フ“納豆ふりかけ”が最も評価の高い金賞を受賞しました。
このイベントは、地元テレビ局であるテレビ熊本主催の「TKUの日2013inわくわく絵津湖フェスタ」内の1イベントとして行われました。ふりかけ発祥の地とされる熊本において、ごはんのお供であるふりかけのbPを決めようと初めて企画されました。出品したのは地元の海苔販売業者や醤油メーカー、飲食店など9社。
投票方法は、来場者が3つに分けて盛られた白ごはん入りトレーを100円で購入し、出品された9つのふりかけの中から3種類を選んでごはんにかけて試食。最も美味しかったふりかけに使用した箸で投票するというもの。結果、上位入賞者は次の通り。

通宝海苔蓋EBサイト⇒http://www.tuhonori.co.jp/

◇金賞=通宝海苔梶u納豆ふりかけ」。
◇銀賞=麻婆亭「ラヨネーズふりかけ」。
◇銅賞=住吉海苔本舗「贅沢ふりかけ」。


bPに輝いた通宝海苔樺S当者の話では、“納豆ふりかけ”という通常のふりかけとは一味異なる、ある種独特のこだわった商品であるにもかかわらず女性や子供中心に人気が高かったようです。 実際、試食後に同商品を購入していく人も多かったとのこと。 また、金賞受賞の副賞として主催者側からもらった「ふりかけグランプリ2013 金賞 グランプリ」と書かれた“のぼり”や”シール”は早速、九州管内の量販店等で使用し、PRに役立てているそうです。
主催者側の話題の中では「同様のイベントを、東日本大震災で苦しむ有数の米所である福島で開催してはどうか」という案も浮上しているようです。
今後の展開次第では今や全国区となったB級グルメbPを決める「B-1グランプリ」のような一地方に留まらない大イベントになることも考えられます。 熊本といえば、ゆるキャラの
“くまモン”が世界に行くほどの人気ぶり。ふりかけイベントの今後の広がりが楽しみです。
2013.08.20掲載
◎8日から「海苔問屋ドットコム」オープン

8月8日午前9時から「海苔問屋ドットコム」http://noridonya.com/)というホームページがオープンしました(当社HP「海苔ジャーナルエクスプレス」右端にもリンクしています)。

「欲しい」「必要な」海苔を1箱(3,600枚入り)から、「海苔問屋ドットコム」加入の
海苔専門問屋と直接相談しながら買える、便利な海苔仕入れサイトのオープンです。
海苔専門問屋の不足在庫の仕入れはもちろん、小売店、海苔メーカー、食品メーカーを問わず、海苔を必要とする幅広い需要業者が必要原料を出品展示参加業者と相談しながら直接販売取引が出来る、海苔業界にはこれまでにない販売システムです。ようやく海苔産業界に新たな流通システムが出来、こんごの海苔需要促進の力になりそうです。
運営会社は、東京・九段に本社を持ち、埼玉・吉川市に工場と営業部を持つ、東京の老舗「椛搨C海苔店」(増田泰彦社長)が主催するもので、すでに
全国15社以上の海苔専門問屋がこのシステムに参加して販売可能な原料を「海苔問屋ドットコム」のホームページに展示しており、自由に閲覧出来ると同時に必要な原料について、原料展示海苔問屋と原料の内容相談が出来、自由に必要原料を選択購入できるシステムになっています。
なお、展示商社をクリックすると同社のホームページにつながり、電話番号が参加企業社名の下に表示されており、連絡も取り易くなっている。オープンしたばかりであるが、常時、展示参加商社を募っており展示参加希望商社は、運営会社の椛搨C海苔店営業所(〒342−0050 埼玉県吉川市栄町83 TEL048−982−1627番 FAX048−982−1688番)に問い合わせること。
2013.06.26掲載
◎海苔?のような「のりつき付箋紙」を販売中

潟Pーシー(本社・東京都三鷹市、飯田泰平代表取締役)は昨年5月から、文房具の「のりつき付箋紙 焼き海苔色(濃緑色)」「のりつき付箋紙 味海苔色(黒色)」を販売しています。この商品は通常本物の海苔が入っているような外袋と内袋のパッケージに、焼海苔と味付海苔を模した糊つき付箋紙を封入したもの。 全ての細部にまでこだわっており、パッケージへの付箋紙入れは実際の海苔加工業者に頼んでいるとのこと。
また、その見た目から、外袋や付箋の裏には“食べられません”と注意書きはしてあるが、間違って食べてしまいそうなほど。

現在、大手雑貨店をはじめ、大学生協で実施の文具フェアなどで販売しています。洒落の利いた遊び心満載の商品だけに、本物の海苔と一緒にプレゼントすることで贈った相手と会話が弾みそうです。
商品サイズは付箋紙 85mmx30mm。パッケージ 155mm x235mm。海苔型付箋紙の入数は1 束8 枚入×6 束 。価格は2種類とも504円(税込)。
詳しい問い合わせは潟Pーシー(電話・0422−34−7713番)まで。
なお、6月26〜28日の3日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで行われる第24回文具・紙製品展(通称ISOT(イソット))に同社も出展。同商品の他、新作「のり巻きタオルシリーズ」(8〜9月発売予定)などのユニークな商品が紹介される。
2013.05.16掲載
◎大阪食博・佐賀海苔出展、韓国も海苔出品
4年に1度行われている日本最大級の食の祭典「'13食博覧会・大阪」が4月26日から5月6日まで、大阪府住之江区のインテックス大阪で行われました。今回で8回目を迎え、“食でつなごう日本と世界”をテーマに、日本だけでなく世界の様々な企業、団体が食品や最新の関連商品等を出展しました。
日本の海苔業界からは唯一
佐賀県のブースで県特産品の一つとして嬉野茶等とともに佐賀県有明海漁協が佐賀海苔や佃煮、バラ干し海苔などの試食・PR販売を実施しました。
取材当日は連休前の平日だったにも関わらず、家族連れの来場者も多く、ブース前では販売担当者に手渡された海苔やご飯の上にのせた佃煮などを試食していました。焼海苔を試食した地元の男性来場者は「普段、味付海苔を食べているが、これは海苔本来の味がする」と満足そうでした。試食後の夫婦が顔を見合わせながら購入していく姿が見られるなど売れ行きは上々で、担当者は「不足した商品を追加で送ってもらった」と話すほどでした。
 一方、焼海苔の美味しさも知ってもらおうと試食用の海苔を配っていましたが、評判が良い割りに、売れ筋はやはり「味付海苔」だったようです。味付海苔を食べることに慣れた“関西らしい”売れ筋傾向も見られました。また、担当者の一人は「海苔を買う人は年配者が多いという印象だったが、意外にもけっこう若い男の子が海苔を買ってくれている」とも語っていました。
韓国ブースでは、「韓国で売上bP」「日本初上陸」「注目の新商品」のポップを貼って韓国海苔にピリ辛の明太子味が付いた韓国海苔や韓国風の海苔巻き「キムパ」が販売されていました。
その他、子供対象の食育料理教室として4月27日に「飾り巻き寿司」が行われるなど、海苔を扱ったブースやイベントが幾つか見られました。開催期間中の来場者総数は約65万人と前回開催程度の集客数になり、多くの人に海苔の美味しさを知ってもらう機会となりました。
2013.03.02掲載
◎福岡・柳川市で地元産「新海苔」を販売

福岡・柳川市は「ひなまつり」の期間に行われる「さげもんまつり」が行なわれています。
「さげもん」とは方言ですが、「吊り下げるもの」の意味になります。
 家庭で飾る「ひな壇」の周りに、娘の長生や幸せな生長を願って、母親の実家、祖母、母親が長命の縁起物を作り、51個の飾りを吊るす風習を一般公開するお祭で、毎年2月11日から4月3日まで行われます。

(写真)柳川市内の「かんぽの宿」フロントに飾られた「さげもん」

 福岡・柳川市は「川下り」で知られた観光地で、毎年約10万人の観光客が訪れる地方都市です。北原白秋の生誕地、立花藩主の跡地「お花」の歴史館や松島湾を模した庭園などがありますが、有明海に面した日本でも2番目の「のり産地」でもあります。有明海に面したのり産地では隣の大川市(家具の街ですが、古賀正男の生誕地です)、みやま市(源平最後の戦場要川、古刹、古墳群など)、大牟田市(かるたの発祥地、三池炭鉱の鉱山跡地など)などがあります。
 いずれも「有明産のり」で、地域ブランドとして登録している
「福岡のり」を販売しています。
 福岡県が日本で2番目に大きなのり産地で、味の良いギフト商品に選ばれる「のり産地」であることが充分に知れわたっていないのが現実です。そこで、全国から訪れる多くの観光客に「福岡のり」のおいしさを知って頂きたいと、柳川市ののり生産漁協の一つである「沖端(おきのはた)漁協女性部」が、川下りの発着場の一角にある水天宮前の空き地を借りて、テント張りの店舗で、
「地元産海苔」の販売を行なっています。
2月11日から4月3日までの短い期間ですが、産地の特色を活かした「試食販売」で、大いに味見をして頂き、「福岡のり」のお土産を持ち帰って頂こうと言うものです。
 
販売商品は、「焼きのり」「味付のり」などですが、女性部員を始め漁協職員などが、大声で客寄せをするのも控えめで、つつましく販売しています。 沖端漁協女性部がこの場所で販売を始めて5年目を迎えました。
全国各地から訪れる観光客の好みもそろそろ解かり始めているようで、関東地区のお客様は
「干しのり」の購入が多いようで、いろいろ販売方法にも知恵を働かせているようです。その影響があったのかどうか解かりませんが、「ここで買ったのりが美味しかった」というリピーターの訪問買いもあるようです。 また、店頭にはオーブントースターを用意して、採れたての干しのりの簡単な焼き方も説明しているということです。
有明海産の「福岡のり」のおいしさを充分に知って頂き、産地ののり漁家として、のり需要の拡大に少しでも役に立ちたい−というのが「沖端漁協女性部」の大きな願いということです。
「4月2日までに柳川市を訪れる方々には是非お立ち寄り頂きたい」という産地の声でした。