業界の情報過去の履歴
2007年から2009年までの記事

2009.10.01掲載

◎「福岡のり」、九州各地でPR

生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連(黒田忠記代表理事会長)は9月19日、大分県玖珠町の道の駅「童話の里くす」で行われた「玖珠新米、豊後牛フェア」に協賛して「福岡のり・手巻きすし」の試食と焼海苔、海苔佃煮のPR販売を行いました。

 この日は、来場者1回約20名を対象に3回ほど玖珠の新米を使った「福岡のり・手巻すし」の巻き方教室と試食会を行いました。また、会場では、「福岡のり」の幟を立て、焼き海苔(半裁5枚入り)、浜武、
両開両漁協製造の生のり佃煮を販売しました。

玖珠の里道の駅にて 

 さらに、同漁連では19〜20日の2日間、福岡市・天神中央公園で行われた
「筑後スロー
フードフェスタ2009」
のプレイベント「筑後(ちっご)が天神(まち)にやってくる」にも併せて
出店しました。
 同フェスタ開催は今年で5年目となりますが、筑後地域の伝統食や農水産物について、今回のプレイベントを通して街の一般消費者に知ってもらい、9月〜2月の間、地域イベントとして筑後各市町村で行われる23の食と交流イベントに足を運んでもらおうと企画されました。

筑後プレイベントにて

 当日は、来場客に福岡のりを試食してもらいながらPR販売しましたが、その美味しさに立ち止まり、
購入していく姿が多く見られました。
まず、海苔の美味しさを知ってもらうことに時間はかかりますが、各地での精力的な活動こそ何よりの
PRだと改めて感じさせられます。
2009.07.23掲載

◎「福岡のり」を脇田漁協販売店でPR販売

 福岡県の地域ブランド「福岡のり」(有明海産)のPR活動を行っている海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連(黒田忠記会長)は6月21日、福岡県北九州市・脇田漁協の販売店フイッシャーマンズワーフ「汐入の里」で、焼海苔(半切5枚入り)の宣伝販売を行いました。

 脇田漁協の販売店「汐入の里」は、同漁協組合員の漁獲鮮魚や地域農産物などの販売店であるが、
地域の購買率が高い人気売店です。
同漁協の協力で地域ブランド「福岡のり」の販売協力を行っており、この日は、店内販売商品PRのため、福岡県有明海海苔共販漁連傘下漁協の女性部4名が協力して午前10時から試食販売を始めたところ人気が出て、持ち込み販売予定数量を午前中で完売する盛況ぶりでした。

 当日の試食販売に参加した女性部幹部は「試食して頂いて味の良さが判ってもらえると、確実に購買に結びつくのが良かった。福岡のりの良さを判ってもらうためには、まず試食して頂き、その場で販売に結びつける方法が効果的なPR方法であることがよく分かった」と、PRの手ごたえを強く感じたということである。

2009.07.13掲載

◎福岡市「食育祭」で、福岡、佐賀の海苔PR

 6月7日、福岡市内の天神中央公園で「食育祭 ふくおか2009」が行われました。
これは、食育月間である6月に食育推進ネットワーク福岡主催で開かれたもの。月内には県内各地で
食育関係のイベントが行われましたが、そのメインイベントとして実施されました。

 福岡市内の中央公園には、県内外の食育グループ、自然食品、
エコライフグループなど55団体が参加
し、テント張りの販売、展示場で来場者に
呼びかけていました。
 会場には、JA全農ふくれんのお米カフェ「musubime」が出店し、福岡県産米の手にぎりおむすび、新茶(八女茶)の試飲販売、「福岡のり」(焼き海苔半切5枚入り)、海苔佃煮の試食販売、県産米(ゆめつくし、めし丸ヒノヒカリ)の販売が行われました。
また、佐賀漁村女性の会も出店し、佐賀市支所女性部による佐賀海苔(一番摘み焼き海苔)、
海苔ジャム、塩海苔、味付け海苔などの試食販売をしながら佐賀海苔のPRを行っていました。

2009.06.30掲載
◎佐賀大詫間、飲酒運転撲滅キャンペーンで海苔配布

 海苔生産者団体である佐賀県有明海漁協大詫間支所青年部(中島健一郎部長)は6月1日午後6時から、佐賀警察署が佐賀市松原「佐賀神社角交番北方路上」で実施した飲酒運転撲滅キャンペーンに合わせ、同支所産海苔を配布しました。 同キャンペーンは6月1日付で施行された改正道路交通法に伴い、飲酒運転違反行為に対する行政処分が厳しくなったことなど同法の趣旨説明と詳しい内容が載ったパンフレット配布のために行われたもの。

 

 それに合わせ同青年部では、停車した運転者に対し「飲んで車は海苔(のり)ません」、「ハンドルキーパーは海苔食べて」のキャッチコピーを使って、同法のパンフレットとともに同支所産海苔を配り美味しさもPRしました。同青年部では、昨年も警察の依頼を受け海苔配布を行っており、今年で2度目。キャッチコピーが浸透し、酒宴の席でキャッチコピーを思い出してもらうことで、酒の肴にも海苔を食べてもらう消費行動につなげたいところです。

2009.05.30掲載
◎ヤフードームで「佐賀海苔」PR

5月16〜17日の2日間、福岡市内のソフトバンク・ホークスホーム球場ヤフードームで開かれた「九州焼酎フェア」会場の同時開催「九州物産展」に「佐賀海苔」も出展し、佐賀県有明海漁協、潟Tン海苔が「海苔製品販売」「手巻きのり」「絵巻すし」の教室を開きました。
2日間で3万7,000人近くの来場者があり、多くの参加希望者や海苔購入者があり好評でした。


 11時30分から行われた「手巻きのり教室」では、半切の佐賀海苔に酢飯や具材の置き方、巻き方を指導しました。16日・100名、17日・140名、2日間計240名の参加者からは、プロ並みの手巻きになり「ホー、なるほど」と納得の声が上がるなど、意外に巻き方までは知られていない様子でした。

 続いて、2時からさくらんぼの「絵巻のり教室」が、2日間で20組(17日は親子10組)の参加者を募り実施されましたが、参加人員が限定されていたため、周囲ではどのように出来上がるのか見届けようとする観客もいるなど盛況でした。


 会場では、潟Tン海苔による佐賀海苔の販売が行われました、試食してもらうとその美味しさが伝わるようで、すぐさま買って行く購入者も多く見られました。
2009.04.15掲載
◎佐賀市、「海苔体験ツアー」を実施

 佐賀市(秀島敏行市長)は3月7日、福岡都市圏在住の親子約30名を対象に
「佐賀海苔体験モニターツアー」を実施しました。
佐賀海苔がどのようにして作られているのか、またその美味しさを体験してもらうことで消費拡大に一役買おうと企画されたもの。当日午前中は、海苔養殖漁場や海苔加工施設で普段、目にする海苔が出来上がるまでの過程を見学しました。

 午後からは、日本赤十字社の創設者で同市川副町出身である佐野常民の業績に関する資料や遺品を展示した「佐野常民記念館」で館内説明を受けた後、佐賀県有明海漁協が提供した佐賀海苔を使って"さくらんぼ"の図柄を作る絵巻すし教室が行われました。
その他、海苔の焼き立ての香りを味わってもらうためオーブントースターで板海苔を焼くコツを教わりながら、自分で焼いた海苔とごはん、具材を手巻き風にして食べ、佐賀海苔の美味しさを思う存分味わい
ました。
参加者からは
「生海苔が美味しかった」、「テレビで(漁場や海苔加工施設を)見たことはあったが、実際に見ることが出来て本当に参加して良かった」など実体験がもたらす今後の消費効果を期待させる声が多く聞かれました。

以前から海苔業界では消費拡大のため「海苔体験ツアーをしてみてはどうか」との声を聞くことはありましたが、多忙な時期を理由にこのような大がかりな形でのツアー実現はあまり聞いたことがなく、
今後は海苔消費拡大の一つの方法として各産地に拡がることが期待されます。
2008.12.18掲載
◎佐賀海苔一番、落札最高値は300円

海苔生産者団体である佐賀県有明海漁協の今漁期初入札が11月27日に行われ、最高級ブランド
「佐賀海苔有明海一番」が30箱(108,000枚)出品されました。


同ブランド海苔については、今漁期の新たな取り組みとして海苔の柔らかさを数値化することで柔らかさの基準を明確にしようと、食感測定器を導入しています。

出品された30箱を6箱ずつに分けて入札した結果、
最高値は前年同様1枚・300円の値段が付きました。
同ブランドに対する消費者の評価も高くなっており、前年以上の厳選検査をすることで消費者に対し更なるブランド名の浸透と佐賀海苔全体の価値向上につながれば―と、産地では期待しています。
2008.12.02掲載
◎11月22日・「佐賀海苔一番」、食味検査を実施
 佐賀県と海苔生産者団体である佐賀県有明海漁協は11月22日午後2時から、最高級ブランド海苔「佐賀海苔有明海一番」の食味検査を同漁協3階会議室で行いました。
当日は今年度と昨年度、同海苔の食味検査員として合格した一般消費者など69名の合格者の内、
32名が参加し評価しました。

 今回食味検査する海苔は、同漁協の各支所から選ばれて出品された後、統一検査を経たもの。食味検査までの過程で昨年と違うのは、統一検査段階で各支所の海苔検査員が一堂に会し、もう一度海苔検査をすることでさらに同海苔の"質"の精度を高めました。さらに、食感測定器を使うことで海苔の柔らかさを数値化し、規定に満たないものは選から外すことにしました。この2点が追加されたことで、昨年
よりさらに厳密な事前検査を経たものだけが、食味検査を受けることになりました。

 

 食味検査方法は、昨年と同様で「口どけの良さ」、「うまみ」、「香り」について評価するもので、参加者は、「香りの評価が難しい」や「食味検査員認定試験も難しかったが、今日の検査も難しい」など、より厳選された海苔を評価する難しさを口にしていました。

今回食味検査で選ばれた海苔は、佐賀県「おいしい海苔の評価基準委員会」委員の最終審査を受けた上で11月27日の同漁協初共販に出品されます。
2008.08.04掲載
◎熊本・通宝海苔、「海苔入りサプリ」を発売

 通宝海苔(株)(本社・熊本市・塚田一成社長)は6月1日から、微粉末海苔と良質な脂質及び脂溶性原料など栄養価に優れた成分をカプセル状にしたサプリメント「海食健美(かいしょくけんび)」を発売しています。
同社では、2005年12月から「優れた海苔の栄養をもっと身近に効率よく」をコンセプトに、地元大学との栄養補助食品開発に関する産学共同研究を進め、プロジェクト開始から2年半で発売にまでこぎつけました。
 海苔が生体に与える影響を明らかにしていく中で、
「細胞壁を破砕した微粉末海苔と油を一緒に摂ることで脂質の吸収を上げる」(特許申請中)という新たなデータを得た結果、体の機能を調節する各種ホルモンを造る原料としても必要不可欠な「良質な脂質」と「微粉末海苔」の組み合わせによる製品作りを決定しました。
 この取り組みには、同県が産学連携によるバイオ関連の優れた事業化計画に取り組んでいる県内企業等に対し表彰、支援する目的で行っている
「くまもとバイオビジネス大賞・奨励賞」が授与されるなど行政の関心も高いものとなっています。

 摂取方法は、ハードカプセル(海苔の微粉末入り)2粒とソフトカプセル(マリンコラーゲン、DHA、
スクワレンなど入り)2粒の入った1袋を1日分の目安として、噛まずに水やお湯などで共飲する。
販売価格は、1箱(31袋入り・1ヶ月分)3,980円(税込み)。
注文方法は、関連会社の兜莱各店舗や弊社にもリンクされているHP(www.478124.com)
フリーダイヤル(0120−47−8124)、FAX(0120−37−4124)等で受け付けています。
2008.07.28掲載
◎福岡有明・4月29日、「県植樹祭」に参加

海苔生産者団体の福岡県有明海苔共販漁連(黒田忠記代表理事会長)は4月29日、
県主催の
「福岡県植樹祭」
に参加しました。
緑あふれる福岡県を作り未来へ引き継いでいくことを目的に始められて59回目を迎えた同祭は、毎年
1回、県内各市町村で順次行われており、今年は矢部村で開催されました。今回の大会テーマは、応募
812名から最優秀賞に選ばれた矢部中学校1年・原島舞子さんが考えた
「みんなで作ろう 緑豊かな すてきなふるさと」
 同漁連は、これまでにも柳川市と矢部村両自治体による「柳川市民の森づくりボランティア活動」で植樹活動を続けており、今回も同漁連所属漁協の漁家約50名のボランティア参加が決まり、モミジや
ケヤキなどの広葉樹約800本を同村・高巣村有林に植えました。


 また、午前10時から同村多目的交流ホール「木龍」で行われた記念式典では、同漁連のこれまでの植樹活動の功績が認められ、緑化功労者として麻生渡福岡県知事から黒田会長に「福岡県知事賞」が授与されました。
 なお、60回の節目となる同祭の次回開催地は、うきは市となっています。
2008.07.11掲載
◎福岡有明、地元中学生に「福岡のり」配布

海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連(黒田忠記代表理事会長)は4月23日、同県柳川市内にある全中学校(6校)の生徒や教職員約2,300名に対し「福岡のり」を無料配布しました。

 これは、漁連発足2周年を記念して行われた
「福岡のり」普及キャンペーン行事の一つで1人につき焼海苔1袋(全形2.5枚分)が贈られました。当日は午後4時から、同市・上村好生教育長の司会で各校の生徒会長と引率教員が柳川市役所に集い、黒田会長から生徒に手渡す贈呈セレモニーが行われました。 
黒田会長は、「今後、生徒さんが大人になっていく過程の中で、美味しい福岡のりをたくさん食べてもらい、(美味しさを)いろいろな方向に広げてもらいたい。また、栄養価の高い海苔を食べる習慣を付けて、勉学もがんばっていただきたい」と挨拶しました。

 海苔を受け取った柳城中学校3年の野田真史さんは、「親が、海苔を運ぶ運送会社をしており、海苔は大好きで毎朝食べている。みんなにも海苔の美味しさを知ってもらいたい」と語っていました。同漁連では、配布した海苔を自宅に持ち帰って家族と一緒に食べてもらい、海苔に関するアンケートに答えてもらい、今後の海苔生産に活かすことにしています。
2008.07.02掲載
◎4月6日・大森「ふるさと館」で「のり祭り」開催

大森本場乾海苔問屋協同組合(福本惠一理事長)は4月6日、東京都大田区立「大森海苔のふるさと館」のオープンにあわせ「のり祭り」を開催しました。
 今年で3年目を迎えた同祭は、「源頼朝が鎌倉幕府を確立後、1198年4月、時の権力者・後鳥羽上皇の三条殿造営の際に海苔などを献上していた」という謂れにちなんで4月第一日曜日に恒例行事として開催することにしたもの。これまで毎年4月第1日曜日には、同組合施設で祭を実施してきましたが、今年は、同館開館とともに行い、約6,500名の来場者で賑わいました。

 来場者は、1日2回、総勢80名参加のジャンボ海苔巻き作りや海苔付け体験、海苔産地の食べ比べや海苔の即売会など多彩なイベントを堪能しながら
"海苔"について分かる施設内を見学と "海苔一色"の1日となりました。

2008.06.20掲載
◎のり推進協・毎月第3土曜日は「手巻き寿司の日」に

 海苔生産者団体で組織された「全国漁連のり事業推進協議会」ではこのほど、毎月第3土曜日を「手巻き寿司の日」と制定し、PRのため小冊子とHPを立ち上げました。

 家族間の生活時間のズレにより家族全員が揃って食事をする機会が減り、
子供だけで夕食をとる「孤食」が多くなっており、同協議会では、家族揃って手巻き寿司を作り食べながら家族のコミュニケーションと子供の食育に役立ててもらいたい−と、
東京都が設けている毎月第3土、日曜日の「家族ふれあいの日」に合わせて「手巻き寿司の日」を
決めました。

 同日制定に伴い、酢飯の作り方や手巻き寿司のいろいろな巻き方、「海苔のお話」などを15ページにまとめた小冊子「毎月第3土曜日は家族ふれあい 手巻き寿司の日」を作成しました。
 さらに、HPも作成し、同様の内容が掲載されている他、自身の「手巻き寿司タイプ」を判定する手巻き寿司占いなど動きのある楽しめる内容になっています。
↑HPアドレスは、http://www.temakizushi.com
問い合わせは、全国漁連のり事業推進協議会 ・TEL03−3294− 9624まで。
2008.06.16掲載
◎4月6日・大森、海苔の「ふるさと館」オープン

東京都大田区は4月6日、同区平和の森公園に「大森海苔のふるさと館」をオープン
しました。

昭和37年に海苔漁家が漁業権を放棄するまで
国内有数の海苔産地だった大森海岸ですが、これまで海苔養殖の歴史や生産技術の変遷を紹介するため、海苔生産に使われてきた道具など関係資料を保存展示する施設としては、郷土の考古・歴史資料等も併せて展示している「大田区立郷土博物館」がありました。

 しかし昨年春に、同区が大森海岸に造った人工海浜のある「大森ふるさとの浜辺公園」が出来、同公園の一角に「海苔養殖の歴史や生産技術の伝統文化を伝える施設を」との周囲の要望もあり同ふるさと館が完成しました。

 同館は、広さ約1,400平方メートルの3階建て。「展示室」には、国の重要有形民俗文化財に指定されている海苔生産用具を始め、これまで郷土博物館で展示されていた道具以外に、同博物館収蔵庫に保管されていた資料も公開されるなど海苔に関することが楽しみながら理解できる施設となっています。

 入館料は、無料。
開館時間は、午前9時〜午後5時(6月〜8月は、午後7時まで)。
休館日は、第3月曜日(その日が祝日の場合は翌日休館)と年末年始(12月29日〜1月3日)。
2008.06.10掲載
◎45回目、恒例の「ドゥルー祭」

熊本・住吉漁協(藤山義成代表理事組合長)主催の
「ドゥルー祭」が4月14日、同県宇土市の
住吉神社境内「ドゥルー女史記念碑」前で行われました。

 今年で45回目を迎えた式典は、海苔糸状体を発見し海苔養殖技術開発に大きく貢献した
イギリスの藻類学者、キャサリン・メアリー・ドゥルー女史の遺徳を偲ぶもの。

 午前10時から行われた式典では、住吉神社宮司の祝詞奏上や関係者の玉串奉奠が行われました。参列した海苔漁家や関係者は記念碑を前に、ドゥルー女史の功績を称えながら今漁期の海苔養殖を無事終了出来たことや来る漁期の豊作と安全を祈っていました。

2008.05.21掲載
◎福岡有明・植樹に漁家と農高生参加

海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連は3月25日、大分県玖珠町伐株山「千年の森」で行われた「有明海に豊かな水を流す植樹」事業に参加しました。
この活動は、有明海に豊かな水を注ぐ筑後川の上流域で水源林の育成を図るために行われており
今年で5年目。
当日は午前10時から、同漁連傘下漁協の漁家や職員など約40名を始め、地元玖珠町関係者や(独)水資源機構、福岡地区水道企業団など総勢約80名が参加し、
200本のヤマザクラと
ケヤキ
を植えました。 

 参加者の中には、筑後川上流域にある福岡県立朝倉農業高校から引率の先生と農業食品科・農業コース(果樹)の生徒3名の姿が見られました。引率の有吉保摩先生は「農業高校における環境教育の一環として参加させてもらった。現在の山の状況を考えると広葉樹を植えることが必要で、
山林保護と水資源確保の必要性を体験を通して学ばせたかった」と初参加の理由を語っていました。

 同校では、色落ちした海苔を鶏の飼料に混ぜ、付加価値のある鶏卵を作ることで、漁業と農業の循環型生物生産ネットワークが構築できないか−と研究に取り組んでいます。若い農業関係者が、漁業者とともに植樹活動に参加したことは、漁業と農業との密接な関係を体感する良いきっかけになりました。
2008.05.13掲載

◎新ブランド「佐賀海苔有明海一番」、新商品の発表会

 今漁期、佐賀県有明海漁協と佐賀県が、佐賀海苔の最高級ブランド海苔作りに取り組み出来た
のが
「佐賀海苔有明海一番」
その新商品発表会が3月25日、東京千代田区の「東京・皇居前パレスホテル」で行われました。

 当日は17時30分から、同漁協の川ア守代表理事組合長や古川康佐賀県知事など主催者側関係者を始め、「佐賀海苔有明海一番」を使った新商品を発表する企業11社や流通、マスコミ関係者など約
135名が参集しました。
また、地元佐賀からは特別ゲストとして、陶芸家で人間国宝の十四代酒井田柿右衛門氏が祝辞を述べました。

 その後、新商品を発表する各社担当者がMCによるインタビューに答える形で、新商品への思いや
セールスポイントについて発表しました。すでに同商品を海外で販売し、好評であることを紹介する企業もあり、今後の可能性を感じさせるコメントが出ていました。発表した企業は次の通り(順不同)。
 蒲ム屋。葛{永産業。株虫q。且R本海苔店。轄iェ屋。轄繼}フーズ。且O國屋。潟Tン海苔。
マルタ梶Bラメールソフィア梶B渡彌梶B
 主催者側では、
「夏場の中元商戦など今後の売れ行きも視野に入れながら、同ブランド海苔の美味しさを適宜PRしていきたい」としています。

2008.05.02掲載

◎九州共販協・北九州市で「海苔教室」開く

海苔生産者団体で組織された九州地区漁連乾海苔共販協議会(松本忠明会長)は3月22日、
北九州市立「子どもの館」(カズ山本館長)で、市内の子ども達を対象に
「海苔教室と絵巻寿司体験」を行いました

 この日は、市内の小・中学生約70名が応募して参加したもので、福岡県水産海洋技術センター有明海研究所のり養殖課長・岩渕光伸氏による「ノリのお話」、食品産業情報センター顧問管理栄養士・
清武泰子氏の「朝ごはん食べてますか?」などのお話に続いて、清武泰子さんの指導で絵巻寿司
「さくらんぼ」の海苔巻き作りに挑戦しました。



大型プロジェクターの画面に映し出された講師の手つきと作り方指導を熱心に聴きながら、完成した絵巻寿司の出来映えに感動の声を上げて隣や周囲の友達と見せ合う姿が見られました。

 つづいて、熊本県産地直送の海苔がぶら下がった海苔網2枚が舞台に広げられ、グループごとに舞台上で海苔摘み体験を行いました。摘み取った海苔をビニール袋に詰めて、家庭で黒い海苔が熱湯で緑色に変化する姿の観察に取り組むように呼びかける解説を聞きながら、
海苔摘みの初体験
大喜びをしていました。

2008.04.15掲載

◎山口、地元スーパーで海苔PR販売

山口県漁協は3月16日、宇部、山陽小野田地区で採れた海苔を地元スーパーマーケット「フジグラン
宇部」でPR販売するため
「宇部美祢地域むら・まち交流フェア」に参加しました。

同イベントは、地域における地産地消に係る活動を推進するため県や生産者団体、流通販売業者等で組織された「宇部・美祢地域地産・地消推進協議会」や「美祢地域食と緑と水の県民フォーラム実行委員会」主催で行われました。
当日は午前9時から、地域農林水産加工品等の産地紹介や展示即売の他、竹細工や押し花など簡単な工作体験コーナーが催され、多くの来場者がブース前に立ち寄っていました。


 同漁協では、海苔が出来るまでの写真を展示し、焼海苔やバラ海苔などを販売しました。バラ海苔を売っている横では、他グループが手作り味噌の販売を行っており、その味噌汁の試食品に合わせて黒バラ海苔を試食してもらったところ、美味しさが伝わったようで"良い組み合わせ"で完売しました。
 また、宇部岬や新宇部支店女性部もイベントに参加し地元で採れたタコ飯や魚の加工品等を販売し
盛況でした。
同漁協では、今後も
同県が進める地産地消イベントと連携し積極的に参加していきたいとのこと。

2008.04.08掲載

◎8〜9日・九州生販、「ラジオ祭」で海苔PR

九州地区の海苔販売、生産団体である海苔で健康推進委員会九州ブロック(渡辺力委員長)と
九州地区漁連乾海苔共販協議会(松本忠明会長)両団体は3月8〜9日の2日間、
福岡RKB
ラジオ主催の「RKBラジオ カーニバル2008」に参加し海苔のPR

を行いました。同局では、昨年も同時期に福岡国際センターで「ラジオ祭り」を開催しており、両団体は
初年度から参加しています。
 両団体の出展したブースでは、1回100円空クジなしの海苔チャリティ抽選会を4回行い、福岡ダイエーホークスのペア観戦チケットを目玉に生販各社から提供してもらった海苔商品を賞品としてガラポン
抽選会が行われ、売上金は、盲導犬協会に育成基金として寄付するとのこと。

 また、2日間で計3回、絵巻海苔教室が管理栄養士・清武泰子さん(叶H品産業情報センター)の指導で行われました。実習1回につき20名の参加者と今回使用するお米を提供した福岡県宗像市職員やラジオパーソナリティも参加して、
「さくらんぼ」や「梅の花」の絵巻海苔作りに挑戦
しました。

その他ブースでは終日、九州各県漁協女性部が作っている海苔商品が販売されるなど海苔について
改めて知ってもらう機会になりました。

2008.04.01掲載

◎福岡有明、"森林づくり"に参加

 福岡県有明海海苔共販漁連は3月2日、福岡県黒木町「グリ−ンピア八女」で行われた、九州北部
3県(福岡県、佐賀県、長崎県)主催の
「みんなの森林(もり)・緑づくり in
FUKUOKA」
に参加しました。

 この活動は、3県合同の植樹活動として佐賀、長崎、福岡の順に毎年、各県山地で実施しており、
今年度は福岡県が主催年で、今年で6年目を迎えました。
当日は、一般ボランティア等を含め3県で総勢約300名が参加し、海苔生産中にも関わらず同漁連
傘下漁協の漁家75名もボランティアとして参加しました。


 午前10時過ぎから行われた開会式では、同漁連・黒田忠記代表理事会長が「今日ここに集った
私達は、海と川を豊かに育む森林の恵みに対する感謝の思いを込めて森林作りを行い、この貴重な
自然をいつまでも大切に守り育て、次の世代に引き継ぐことを宣言します」と、
"森林づくり
宣言"
をしました。

その後、植林場所となる黒木町の町有林(約1.5ha)に場所を移動し、カツラやケヤキ、ヤマモミジなどの広葉樹7種の苗木1,150本を手分けして植樹しました。植樹終了後は、出された昼食と一緒に
「福岡のり」も振舞われました。
参加者はこのような美味しい海苔を採るための植樹の必要性を更に感じたのではないでしょうか。

2008.03.25掲載

◎北九州、子育てリーダーに「絵巻海苔」指導

 海苔生産者団体の九州地区漁連乾海苔共販協議会(松本忠明会長)は2月23日、福岡県北九州市の「子育て支援事業リーダー研修会」で絵巻海苔教室を開催しました。
これは、同市「ほっと子育てふれあいセンター」が行っている市内で育児支援を依頼したい人(依頼会員)と援助したい人(提供会員)とをつなぐ登録会員約2,000名のファミリーサポートセンターからの
要望で実現したもので、子供を預かる提供会員リーダー23名に絵巻海苔2種類を覚えてもらい子育て
支援等で役立ててもらうため実施しました。

 当日は午前10時から、絵巻海苔の指導に当る管理栄養士・清武泰子さんから食育の重要性や海苔の効用などについて講話が行われ、続いて、「ニューファミリーの花」と「さざんか」の絵巻海苔実習を行いましたが、自身や周囲の出来映えに感嘆の声を上げていました。また、研修会終了後清武さんに熱心に質問する姿が見られるなど、今後、食育を絡めた海苔需要の広がりに期待を持たせる企画内容でした。

2008.03.12掲載

◎「淡路のり品評会」を開催

兵庫県淡路島の水産振興のため島内漁協で組織された(社)淡路水交会主催(兵庫県、淡路各市、
兵庫県漁連後援)による
「淡路のり品評会」が2月7日、兵庫県洲本市の「淡路水産センター」
大会議室2階で行われました。
これは、同会が
海苔の品質改良や養殖・加工技術の向上、良品の生産意欲高揚を図ることを目的に始めたもので、今年で32回目の開催。当日は午前10時30分から、
同会の前田会長を始め、同県漁連の小松代表理事会長など10名が審査に当りました。
今回審査を受けたのは、12月〜1月上旬に生産された製品で島内129経営体から80点(1点・100枚出品)出品されたうち、事前審査を通過した50点。
審査は、色、光沢、風格、味、夾雑物の有無等を基準に審査員それぞれが淡路海苔に求める"思い"を元に、選りすぐりの50点の海苔を評価しました。

その模様は、地元テレビや新聞各社で取り上げられ、審査の結果、総得点の高かった順に
兵庫県知事賞を受賞した内海水産(育波浦)を始め12種類24点の各賞
が決定しました。
なお、出品された海苔は消費拡大のため、島内の福祉施設に無料配布されることになっています。

2008.03.08掲載

◎熊本県漁連、「海苔の日」に学給で海苔配布

海苔生産者団体の熊本県漁連(松本忠明代表理事会長)では、2月6日の「海苔の日」に
県内小学校の学校給食で海苔の配布
を実施しました。
同漁連では、平成元年度から県下を3地区に分けて巡回しながら毎年「海苔の日」に海苔の配布
を行っており、
今年で19年目を迎える恒例の行事となっています。


 今年は、県内中部地区(鹿本郡市、菊池郡市、阿蘇郡市、上下益城郡、宇土市、宇城市)の小学校
148校、約34,400名(教職員含む)に対して焼き海苔全形1枚を贈りました。
海苔の贈呈式には、代表校として南阿蘇村にある「南阿蘇村立白水(はくすい)小学校」(後藤隆興
校長)が選ばれ、同日の午後、同校講堂を訪れた松本会長から生徒代表に手渡されました。
また、当日の給食に招待された松本会長は、生徒と一緒に海苔の付いた学校給食を味わいました。

2008.03.04掲載

◎香川で新たな取り組み、地元学給に県産海苔配布

 香川県の海苔関連4団体(香川県海苔養殖研究会、香川県漁連、(社)香川県水産振興協会、香川県)が協力し、2月6日の「海苔の日」を中心に同県学校給食実施校等において県産初摘み海苔(約10万食分/味付け海苔1食・8切5枚入り)を配布しました。
この初の試みは、学校給食の食材として海苔を利用してもらうことで県産海苔に対する理解を深めてもらい、地産地消や食育を推進するために行われたもの。


 6日の「海苔の日」には、同研究会役員や漁連関係者、県水産課担当者等15名が配布先の代表校として高松市立亀阜(かめおか)小学校(前田寛文校長・児童数747名)を訪れ、午後12時20分から5年生(児童数122名)のいる3クラスに分かれ、児童主催による給食を食べながらの勉強会に臨みました。事前に「総合学習の時間」で海苔について調べた各クラスの児童代表が、写真を使ってそれぞれ発表しました。また、給食を一緒に食べながら児童は
「普段食べている海苔より柔らかくて甘い」と、地元産海苔の美味しさに一様の感想を述べていました。一行が訪問した後、同校では「亀阜学びの発表会」と題した父兄も参加する学習発表会が催され、その中で児童が考えて作った地元産のイカナゴと海苔を使った料理を披露する機会がありました。

その他、県内別の地区においても海苔生産者等が小学校を訪問し交流するなど、今回の海苔配布と勉強会は、
地元産食材として"香川産海苔"の活かし方について考えてもらう裾野を広げるきっかけになったようです。

2008.02.28掲載

◎「節分の日」、北九州で子供と絵巻海苔作り
 
海苔生産者団体の九州地区漁連乾海苔共販協議会(松本忠明会長)は2月3日、「九州特産新海苔まつり」を福岡県北九州市黒崎にある子育て支援施設・北九州市立「子どもの館」7階で
開催しました。

同協議会では毎年、海苔需要を喚起するため一般消費者対象に「節分の日」に合わせて「絵巻海苔教室」を開催しており、今年も同館協力の下、子供150名を対象に募集したところ、父兄も含めると350名近い参加がありました。

 当日は午後1時30分からの開催に先立ち、北九州市・北橋健治市長が訪れ、管理栄養士・清武泰子さんの指導で子供たちの巻く「ニューファミリーの花」の絵巻海苔を実際に巻いてみました。
市長は、多忙のため完成直前からしか出来なかったものの、「多分、始めから作ると難しいですよ。
皆さん頑張って下さい」と作った感想を述べました。


 また、同館の館長で北九州市出身の元プロ野球・ダイエーホークスにいたカズ山本さんも子供達と
一緒に参加し、きれいな花柄模様の絵巻海苔が出来上がっていました。

最後に、「節分の日」の恒例行事として定着してきた恵方巻き用の手巻き寿司を作って、今年の恵方である「南南東」に向かって、皆それぞれ願い事を思いながら無言で食べました。

2007.12.22掲載
◎11月25日・柳川市民まつりで「ジャンボ巻寿司」
 
 柳川市民まつり実行委員会主催の「第3回柳川市民まつり」が11月25日(日)午前9時から、福岡県柳川市の「有明地域観光物産公園」で行われました。
 地域の特産品を地元住民だけでなく観光客に紹介する祭りとして様々な地域色に溢れたイベントが
行われる中、午後2時から柳川市にある漁協女性部とJA柳川女性部36名が一般参加者80名と
全長60mのジャンボ巻寿司作りに挑戦しました。
 地元で採れた海苔の上にすしご飯、かんぴょう、椎茸、きゅうりなどの美味しい具材をのせ、出来上
がった巻寿司を皆で一斉に持ち上げ完成の喜びを表現していました。
また、出来上がった巻寿司約300人分は、参加者と来場者に無料配布されました。


 参加した人は「楽しかった」と満足した様子で語っていましたが、観客として側から巻寿司作りを見て
いた人は「私も出たかったのに」と残念がるなど、同まつり恒例の人気イベントの一つとして定着してい
ました。
 その他、会場では地元海苔商社による海苔の販売も行われ、各商社のテント前では商品を手に取り
販売員と話す姿が見られました。
2007.12.03掲載
◎福岡県ごはん食推進委、直方市で絵巻すしイベント

 福岡県の行政やJAなど農業団体で組織された「福岡県ごはん食推進委員会」主催による
「絵巻すし教室」
が11月24日、福岡県直方市の「直方市中央公民館」で行われました。
これは、食育の一環として子供と大人を対象にごはんを基本とした日本型食生活を啓発し地産地消を
推奨するため、11月〜1月の間に県内5ヶ所で行われるイベントの第一弾として実施したもの。
当日は午前10時から、叶H品産業情報センター運営のもと管理栄養士・清武泰子氏の指導で約60名の親子が、県産米の「夢つくし」と「福岡のり」を使って
「さくらんぼ」の絵巻すし作り
挑みました。


 午後からは、福岡女子大学のボランティア組織「しょくぼねっと」が、食育を題材にした寸劇や福岡県の食を紹介するためオリジナルで作った「食育カルタ」など食育を推進するための催し物を行いました。
 帰り際には「今度家で何の絵巻すし作ろうか」との母親の問いかけに、子供は「アンパンマンを作ろう」と答えるなど、親子の会話も弾む楽しいイベントに満足した様子でした。
2007.10.24掲載
◎福岡有明・海苔漁家が「植樹林」の下草刈り

海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連(黒田忠記代表理事会長)は7月17日、福岡・矢部村の村有林約1ヘクタールの下草刈りを行いました。
同漁連が有明海再生のためのボランティア活動として、有明海に注ぐ矢部川上流で始めた植林事業の一環として植えたクヌギの周りに生い茂る下草を刈ろうというもの。この日の午前中、同漁連所属の漁協組合員や職員45名の他に矢部村職員など約60名が作業を行いました。
5年前から始まった植林事業ですが、成長した木は大きいもので5〜6m程度になっており年月の経過を感じさせる光景になっていました。また、7月20日に筑後川上流部にあたる大分県・玖珠町でも下草刈り活動を行いました。
今後も同漁連では植林活動を継続していく考えで、地道な活動が実を結び豊かな有明海が再生、維持出来ることを期待しています。
2007.10.24掲載
◎福岡有明、青年漁家がカップリングパーティー参加

福岡県有明海地区の若手海苔漁家で組織された福岡県有明海区研究連合会(古賀祐哲会長)主催による独身女性とのカップリングパーティーが7月29日、福岡県有明海水産会館4階で行われました。
この時期恒例となった行事も今年で16回目。
当日は、午後4時からカップリングパーティー運営大手の「エクシオ」が進行役を務め、集った約30名の男女が交流会に望みました。
積極的に話しかける漁家や遠慮しがちな漁家など色々いる中、最終的に8組のカップルが成立しました。成立したカップルが、今後うまく付き合っていけるかは海苔作りのようにどれだけこまめに愛情を注げるかに懸かっており、腕の見せ所です。
2007.10.10掲載
◎潟}ルホが「感謝の日セール」実施

海苔加工メーカーの潟}ルホ(本社・福岡県柳川市・大曲照光社長)は連休2日目の7月15日、
「マルホ感謝の日2007」と題したキャンペーンセールを同社の第2工場「マルホ
ギフトセンター」で行いました。
前日の台風接近で客足が心配されましたが、午前9時から始まった特売会には開始直後から近隣の
住人を始め多くの購入者で賑わっていました。 
自家消費用やお中元用に買い求める購入者は、リピーターだけでなく、送り先が新たな購入者になる
傾向が見え毎年着実な伸びを見せています。
当日も、購入商品の入ったダンボールや袋を両手に抱えて行く姿が多く見られました。

また、午前10時30分からは、地元RKBラジオのラジオカー「スナッピー」が来訪して生中継放送や商品を5千円以上購入した人には、その場で当たるスピードくじが空クジなしでプレゼントされるなど盛りだくさんの企画に来場者は楽しみながら購入していました。
2007.09.27掲載
◎佐賀・芦刈女性部、小学生に海苔巻き実習

海苔生産者組織の佐賀県有明海漁協芦刈支所女性部(西村好江部長・部員103名)は7月5日、
地元芦刈小学校の4年生53名を対象に
「絵巻寿司教室」を佐賀・小城市芦刈庁舎横の
「芦刈農村環境改善センター」で実施しました。

同女性部では昨年、海苔消費拡大や地域、親子交流のきっかけにするため講師を招き「絵巻寿司」
の作り方を学びました。
今年は、実習の成果を出そうと絵巻寿司の体験授業が出来ないか芦刈小学校に打診したところ、
4年生が有明海について学習することから、その手懸りになれば−と今回の授業が実現しました。
 


当日は、近隣の芦刈幼稚園にも午後からの体験授業で作る
予定の「アンパンマン」の図柄の入った「絵巻寿司」約100名分を
園児に手渡しました。

午後1時30分からの体験授業では、「アンパンマン」の絵巻寿司
を作ってみた感想を聞いてみると「楽しかった」とこれまでしたこと
のなかった作業に満足気で、「ドラえもんやドラミの絵巻寿司が
作ってみたい」と更なる意欲を口にする児童もいました。

同県の小中学校では平成16年度から、佐賀や各地域ならではの
産業について体験活動を通して学習する
「『オンリ-ワン』のさが体験活動支援事業」を推進しています。

今回もその一環で実施されましたが、
地場産業である「海苔養殖業」について理解と愛着を深めるきっかけに出来ただけでなく自ら調理作業に従事したことで"食育"としても十分有意義なものになりました。
2007.08.28掲載
◎佐賀・大詫間青年部、小学生に環境授業

海苔生産者組織の佐賀県有明海漁協・大詫間支所青年部(宮崎博典部長・部員数36名)は6月21日と27日、有明海に栄養塩を注ぐ嘉瀬川上流にある佐賀市三瀬村・三瀬小学校(緒方眞智子校長・児童数96名)と富士町・富士小学校(篠原英一校長・児童数84名)を訪れ
環境の大切さなどを
伝える授業
を行いました。

「有明海に多大な影響を与えている山地に住む子供達に海と山のつながりを理解してもらい、環境の
大切さを知ることで有明海の環境保全や海苔普及促進につながれば」と同青年部が交流活動を始めて3年目になります。

それぞれの小学校を訪れた青年部15名は、温暖化による水温上昇で貝を捕食するこれまで有明海
では見られなかったナルトビエイが増えるなど生態系に大きく影響していること。温暖化解決のためには
C02を削減するための植林が必要で、植林することでひいては川から豊富な栄養塩を含んだ水が有明海に注がれることで美味しい海苔の出来ること−など、
環境問題や海苔の出来るまでについて講義しました。
その他、海苔摘み風景を再現する実演講義や有明海の生物と触れ合う授業が行われるなど、
間近で目にする光景に児童だけでなく先生も興味津々で見ていました。
同青年部の活動は、20〜30歳代の若い漁家中心に自らが企画立案して行っていますが、
このような活動を海苔業界挙げて取り組むことが期待されています。
2007.08.02掲載
◎「福岡のり」と「県産米」一緒にPR

海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連は6月16〜17日の2日間、福岡市の中心街にある
「大丸1階エルガーラ・パサージュ広場」で同漁連ブランド
「福岡のり」のPR活動を行いました。

食育月間である6月に福岡県主催の食育推進キャンペーン「食べて、育てて、美味しい福岡」が行われる中、県産米である「夢つくし」で作ったおむすびと一緒に4つ切り4枚入り(全形一枚分)の海苔と
パンフレットを配布しました。
2日間で午前、午後の2回、各100名ずつ計400人分の海苔を無料配布しましたが、配布時間には
長蛇の列が出来、瞬く間になくなる人気ぶりでした。
 
海苔とおむすびをもらってその場で試食していた人に話を聞くと「歯切れが良くて美味しい」と好評価は得ていましたが、「福岡のり」ブランドが出来て1年、
「福岡の有明海で採れた海苔」=
「福岡のり」
という認識がない人もいて浸透を図るための有効な場になりました。


また、おむすびと合同での消費促進活動は、改めて海苔とお米の相性の良さや"地産地消"を実感してもらうには十分実のあるイベントになりました。
その他、国内自給率状況や栄養価についてのパネル展示や農産物の県産品チャリティ販売など各種イベントがあり、キャンペーンは19日まで行われました。
2007.07.20掲載
◎「食を考える国民フォーラム」を開催

食育シンポジウム協議会・食を考える国民会議主催(事務局・(財)食生活情報サービスセンター)による
「第1回食を考える国民フォーラム」が6月14日午後1時から、東京都千代田区の
イイノホールで開催されました。

これは、食育月間である6月に「未来ある子どもたちのために、家庭での楽しい食卓作りを!」をテーマに、食育に造詣の深い講師やパネリストを招き家庭での楽しい食卓作りのために家庭や学校、地域で
どのようなサポートができるか−などの情報を提供するために実施されました。

第1部では、子供に対して味覚の授業を実践しているテレビでもお馴染みの「オテル・ドゥ・ミクニ」の
オーナーシェフ三國清三氏の基調講演。第2部では、食育活動に精通したコーディネーターとタレント
や大学教授などパネラー5名によるパネルディスカッションが行われました。

色々な意見が出る中、
絆を作る場としての"会食"、"共食"の重要性や食べ物に対する知識の欠如や料理などを通した体験が不足していることを問題にしており、事例や体験談を交えながら語っていました。
今後、海苔の普及を図っていく中で消費者ニーズに応えた製品作りはもちろん、
" 食育"も大きな
鍵になりそうです。
2007.07.09掲載
◎「のりのお話」小冊子の販売

海苔生産者団体で組織された全国漁連のり事業推進協議会では、海苔に関する情報をまとめた小冊子
「国産のりのおはなし」を販売しています。
国産海苔普及促進の一環として14ページにまとめられた内容は、海苔のサイズや栄養価など基本的なことから歴史や産地紹介、さらに生産工程や海苔を
使った料理レシピ、食品表示など海苔全般について網羅されています。
消費者向けとして海苔について知ってもらうには最適な内容になっています。


価格は、1冊20円。
◇問い合わせ先・全国漁連のり事業推進協議会 03−3294−9624番
2007.06.28掲載
◎4月23〜24日・海苔機械メーカーの展示会

海苔製造機械メーカーの椛蜥リ鉄工(本社・福岡県柳川市)の平成19年度「総合展示会」は、
4月23日、24日の2日間、同本社内で開催されました。
当日は、海苔機械、資材各社の協賛を得て
会場一杯に各社の新機種をはじめ製品が展示されました。

海苔漁期を過ぎた頃から各地で海苔関連機械の展示会が行われますが、自動化がさらに進んだ最新機械は、海苔漁家にとって効率よく良質の海苔製品を生産するための力強い"助っ人"として必要不可欠なものになっています。

また、新型機械のお披露目は海苔産業が日々進歩している"証"にもなっています。この2日間で、
県内外から約1,000人の海苔漁家が訪れ、新製品を前に熱心に担当者の話を
聞く姿が見られました。
2007.05.21掲載
◎44年目の「ドゥルー祭」行う

熊本県の住吉漁協主催による「ドゥルー祭」が4月14日、熊本県宇土市住吉町の住吉神社境内の「ドゥルー女史記念碑」前で行なわれました。
これは、
海苔養殖技術開発に大きく貢献したイギリスの藻類学者、
キャサリン・メアリー・ドゥルー女史の遺徳を偲ぶ記念式典
で、
今年で44年目を迎えました。
午前10時から行われた式典には、県内の海苔漁家や関係者を中心に約100名が参列し、住吉神社宮司の祝詞奏上、関係者の玉串奉奠の後、各界代表者から挨拶が行われました。

ドゥルー祭の様子
式典に参列した熊本日英協会の吉田正憲会長は挨拶の中で、ドゥルー女史没後50年の区切りの年ということもあり、グレアム・フライ駐日英国大使に「ドゥルー祭」への出席を依頼したこと。公務が多忙なため出席できないこと。また、駐日大使から藤山組合長宛に手紙が送られ、日本の海苔漁家のドゥルー女史への感謝の念に対し大使自身大変に嬉しく思っていること−などの経緯や手紙が披露されました。
2007.05.10掲載
◎ほか弁包装紙に海苔の知識

ほっかほっか弁当【ほっかほっか亭(潟vレナス・本社・福岡市)】の包装紙には、いつもいろいろな
豆知識が出ていて興味を持っていましたが、4月に入って購入した弁当の包み紙に
「海苔研究室」という表題で海苔に関する豆知識が掲載してありました。

「旬の食べものお気楽ゼミ」シリーズで、食べもの博士の付焼刃旬之助(つけやきばしゅんのすけ)氏による「「のり弁当」や「おにぎり」の命ともいえる海苔。今じゃ珍しくも何ともないが、その昔はたいそう高価なものだったのじゃ。このゼミ受けたら海苔のありがたさが身に染みるぞ」
と前講釈があって、《1限目》海苔の歴史。《2限目》栄養成分。《3限目》海苔の旬や裏表について
−3項目の情報が掲載されていました。

↑ほっかほっか亭の包装紙
包装紙の拡大はコチラ

この弁当包装紙は、季節によって内容が変わりその時期の旬の食材とか弁当の内容などが紹介
されます。
今回の「海苔研究室」の包装材は、秋のシリーズとして製作されたものとかで、昨年9月から12月に
制作して九州全域と沖縄、北海道、東北、北陸、関東一円の販売店に包装紙として配布されもの。
海苔の知識として消費者にとって珍しい部分もあり、海苔業界にとってはありがたいサービスになって
います。
2007.04.14掲載
◎九州地区の海苔団体、地元ラジオ祭りでPR

九州地区の海苔流通(海苔で健康推進委員会九州ブロック)、海苔生産(九州地区漁連乾海苔共販協議会)両団体は3月24〜25日の2日間、福岡RKBラジオの「春の感謝祭2007」に合同で参加し海苔のPRを行いました。
 
食と健康、暮らしをテーマに福岡市の福岡国際センターで行われたラジオ局イベントに聴取者を始め
多数来場していました。
両団体の出展したブースでは、海苔の成分を活用した製品の展示や海苔の具材当て、来場者に海苔
の試食をしてもらうなど海苔需要促進を図る活動をしました。
また、2日間で計3回、
親子連れ対象の絵巻海苔教室を管理栄養士・清武泰子さんの
指導で実施しました。
清武さんとラジオパーソナリティの掛け合いで行われた講習では、「ニューファミリーの花」、「桃の花」の絵巻海苔を実習し、出来映えには1回・16組32名の参加者だけでなく周囲を取り囲んだ多くの来場者が歓声を上げて喜んでいました。
 
試食用の海苔を食べた観客は、一様に「美味しい。こんな海苔はどこで売っているの?」という言葉が多く聞かれ、多くの消費者に海苔の美味しさを知ってもらう良い機会になりました。
2007.02.14掲載

◎福岡有明、NHKで「福岡のり」をPR

海苔生産者団体の福岡県有明海海苔共販漁連は30日午後5時21分から10分間、NHK福岡の夕方情報番組「情報ワイド・福岡いちばん星」の中で新ブランド「福岡のり」などについて生放送で取り上げられました。

これは、海苔生産最盛期に同漁連を訪ね、海苔の検査風景や格付け、昨年から立ち上げたブランド
「福岡のり」などについて紹介するというもの。

リポーターの質問に同漁連の黒田忠記代表理事会長が答える形で行われ、

「福岡のり」の美味しさをPRしました。
さらに、節分や海苔の日を前に海苔を使った料理として「絵巻海苔」に挑戦してもらう企画には、管理栄養士・清武泰子さん指導の下、漁連女性部2名とリポーターが「梅の花」に挑戦しました。
↑収録の様子

短時間ながらリポーターを始め漁連女性部2名もきれいな花の図柄を巻くことが出来、福岡のり普及のためのPRに一役買うことが出来ました。