
◎国内需要に生産間に合わず (2007.7.10更新)
中国の生産枚数も徐々に増えている。と同時に、国内需要も増えている。
中国国内では、日本風の味付のり、海苔スープ、スナック菓子に粉末にして入れた食品などかなり多岐にわたった商品が販売されている。もちろん、コンビニの海苔巻きおにぎりの販売も増えている。
このような海苔の需要は沿岸部の都市部に限られているが、まだ多くの需要が見込まれている。

2003年に「江蘇省紫菜協会」を設立し、2004年から連雲港、如東、海安の3地区で近隣産地の海苔を集荷して、独自に入札会を開いたが、次第に入札会に参加する海苔生産地が増えて、2007年には、連雲港、カンユ、塩城、海安、如東、啓東の6ケ所で開かれている。毎年1月から始まるが、5月中旬まで6回の入札会が開かれる。地元や近隣の海苔買付商社の他、日本、台湾から商社が参加するようになっている。
また、海苔生産地は、徐々に増えているが、干潮になると、河岸から沖合い数十キロメートルに亘って干上がってしまうため、干満のタイミングを見計らって生産することになり、生産効率に課題が多いようだ。
最近は、生産者も増えており、海苔養殖漁場が次第に沖合いに広がり、海苔を摘む専従者が沖合いに船を浮かべて寝泊りしながら海苔摘みに力を入れる場面も見られるようだ。

国内需要の増加は旺盛で、平成18年現在で約12〜13億枚相当と見られている。また、華僑のルートで世界中に海苔輸出も行っており、世界30ヶ国に約15億枚相当の輸出を行っている。
中国国内の海苔相場は次第に上昇しており、平成17年から始まった輸入割当も、初年度は割り当て枚数を輸出完了したが、平成18年度は、乾海苔1億5,000万枚の割当枚数に対して、売買成立したのは9,061万枚で、割当量の67%程度に終わった。しかし、実際に輸入されたのは、3分の1に満たないと見られている。

そして、平成19年度は、乾海苔1億6,000万枚の割り当て枚数が決定したが、中国側から「対日輸出海苔の入札会は中止したい」と一方的な連絡があって、行われていない。
中国国内生産数量を現地の入札会に出品された数量から推定すると、出品総枚数・27億9,372万枚。落札枚数・24億2,505万枚に達しており、入札の集荷比率を80%と見ても、30億枚以上の生産枚数に達したと見られている。
対日輸出を中止する要因の一つとして、中国産品の安心・安全基準に日本で大きな不安が見られることも挙げられているようだ。
◎中国海苔生産枚数の推移 (単位:万枚)
2007.7.10更新
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年 度
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枚 数
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年 度
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枚 数
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1991〜1992
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3億2,000
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2000〜2001
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9億5,181
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1992〜1993
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5億5,000
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2001〜2002
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15億7,216
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1993〜1994
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3億0,000
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2002〜2003
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21億1,843
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1994〜1995
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4億4,000
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2003〜2004
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18億0,000
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1995〜1996
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3億8,000
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2004〜2005
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7億1,269
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1997〜1998
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4億6,228
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2005〜2006
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16億3,939
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1998〜1999
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10億4,201
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2006〜2007
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27億9,372
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1999〜2000
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10億6,887
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(備考)
2004〜2005年度以降の枚数は、「江蘇省紫菜協会」の年度入札会の出品総枚数を掲載することにしました。江蘇省は国内産地の約90%以上を占め、入札会出品枚数は江蘇省の生産数量の約90%に達しています。
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